帰国してからの転職活動において海外経験はどのように評価されるのかを軸に、私の転職活動経験をお話しします。
【実際に行った転職活動方法】
- 転職エージェントを2社利用(メインで外資系・サブで国内)
- 求人サイト3社登録
- 転職にかかった期間:約3カ月
- エージェントを使ったきっかけ:最初に求人サイトに登録後、エージェントスカウト機能により外資系エージェントを発見。担当者からのメッセージもよさそうと感じたので、軽い気持ちでお話ししてみることにしました。
どんな気持ちで転職活動をしたか
帰国直後
帰国直後は逆カルチャーショック状態でもあり、すぐには動けませんでしたが、やれることをやっておこうという気持ちでした。特にTOEIC700点を超えていたのは、求人の幅が少し広がったので取り組んでいて良かったと思います。
それでもまだ経験や技術が足りないことを痛感していました。それは「いま」足りないだけで、ステップアップを続けていくなら、道を他で切り開いていこうとも思っています。
不安だったこと
「転職までにどれくらい時間がかかるんだろう…」と言う気持ちでした。ただ私自身が最初に決めていたこととして【3カ月間で転職すること】を目標としていました。
留学エージェントから、留学経験者に求められることや転職の市場についてを留学前に教えてもらっていました。そこで英語力は企業が最も重視しているわけではないことを理解しました。それよりも、インターンシップ時の記事にもご紹介したような、主体性や積極性が求められます。
それに見合った経験を手に入れられていたか、近づけていたかを実際に、留学経験を振り返って言語化をする準備します。徐々に伝え方の練習を重ねることで、面接にそなえられました。
エージェントとの初回面談
計画立てて留学し、【なぜ留学したのか】という理由もはっきり説明したので、そこで培った経験に対して否定的だったり無下に言われたりすることはなかったです。
【伝えるポイント】
- なぜ留学したのか? →通訳翻訳業界へキャリアチェンジしたい。
- どんな経験をしてきたのか、なぜそれを選んだのか→(経験)翻訳会社でインターンシップを受けた。→(理由)実際に自分の英語コミュニケーションは通じるのか知りたかった。→(結果)自分の経験ではまだ足りないことを実感した。
- 帰国後のキャリアをどのように考えているか。→翻訳業務の求人を探している。チャンスがあるなら応募したい。
上記を伝えた上でエージェントさんより、【求められる英語力と求人数】や【現実的な転職市場】についてや【留学によって生じるブランクを企業からどのように捉えられるのか】などを正直に教えていただきました。その上で、一緒に方向性を考えてもらいました。
第一志望:通訳・翻訳業界 →取り扱い求人が少ない。でもあれば応募はする。
第二志望:英文事務 →勉強時間確保のために残業少なめを重視する。
転職活動中で応募した企業では翻訳技術や経験が足りず残念ながら書類通過できませんでした。そこで第二志望の職種を探すことにしました。代わりに、翻訳のスキルアップに繋がる勉強時間を確保することを軸にしました。
紹介された求人を見て感じたこと
転職エージェント
大手転職エージェントは求人数が多いが、応募率が高く通過率が低い可能性があります。実際に応募しても、書類選考の回答がもらえないこともあります。
また、応募する人も多いなら書類選考通過のために履歴書・職務経歴書のブラッシュアップをしていく必要があります。
外資系転職エージェントの場合は、10社中2,3社の通過率でした。書類選考の回答も早めにいただけますので、割り切って次に応募していきます。
どちらにも言えることは、自分の軸が定まっていないと使いづらいでした。自己分析や前職での仕事を通しての価値観を認識していないと紹介される求人に迷うことになるかもしれません。条件ばかり見てしまい、志望する業界でない、興味がないなどズレを感じたこともあります。
海外経験が評価される業界
英語を使いたいのであれば、業界として海外展開を目指す製造業、観光業、教育業界(留学センターや英会話教室)、貿易業界 出版業界となり範囲は絞られていきます。
【探す職種 (例)】
- 外資系企業
- 日系グローバル企業
- 英語を使うバックオフィス
- 海外顧客との調整がある職種
ただし、留学は英語力だけが評価されるわけではありません。例えば積極性や主体性をもって留学生活上で取り組んできたことをアピールできれば、留学経験はどこでも通じると思います。
面接での評価
正直に言うなら海外経験はあまり深堀して聞かれなかったです。
採用が見るポイントは【自社で活躍してくれる人なのか】だと思います。
【面接で聞かれたこと】
- なぜ海外に行ったのか(なぜ前職を辞めたのか) →通訳翻訳へのキャリアアップのため
- 海外でどんな課題に直面し、どう乗り越えたか。→海外生活だけに限定せず、私の場合は前職経験の方が応募企業の業務に関係があったので、そちらを重視してお伝えしました。
- その経験が日本(企業)でどう活きるのか →多様性や相手を尊重するコミュニケーションをもって相手に接する。海外顧客との関係構築に役立てる。
※面接中に英語業務ばかりの内容を質問したり、話したりしないこと。その業務しか興味ないと捉えられてしまいます。そうすると、採用側からの評価としていい印象ではありません。
主に応募企業の業務内容に関連した質問の方が多かったです。その場面で海外経験がエピソードとして話せるならそのスキルをアピールできる、評価の対象になると思います。
内定先が評価したこと
最終的に内定をいただいた企業が評価してくれたのは、 海外経験そのものではなく、そこから得た“姿勢”の方が大きいと感じます。
- 自主的に考える姿勢を持っている
- 一緒に働くチームの雰囲気と合うか
- 笑顔やコミュニケーションに問題ない
- その他、応募企業先の業務上で必要なスキルを持っていること
帰国後これから転職活動される方へ
海外経験は自身でどんな経験やスキルを手に入れ、これからのキャリアにどう繋げていくのかを明確にできれば、採用側にも伝わると思います。
それは単にインターンやボランティアをやってきたという事実ではなく、なぜその取り組みに興味を持ったのか、実際に何に取り組んだのか、大変だったことや意外にできたこと意識することが重要です。そうして経験から得たことや姿勢を採用担当者にアピールしていけば、マッチする会社に会うと思います。
特に留学で得た主体性・積極的姿勢はどこでも通じるスキルでしょう。または相手に傾聴する姿勢も異文化理解の中で自然と培っているものです。自然とできることは無意識にできることなので、気づきにくいです。もともと持っていたスキルと留学で伸ばしたスキルと分けて理解しておくと、企業にアピールしやすいと思います。
