仕事見つけるまでの間、大変だったことはメンタル維持です。特に2024年の12月は、まだ仕事が見つからない焦りから、自分の気持ちが落ち込みました。周りから「落ち込むことあるんですね」って言われましたが、なりますよ!笑 ただ、それほど仕事探しをしたのか?と問われると、そうではないのですが…。無給インターンシップを続けながら、6か月間お金が減り続ける状態で生活していたので、それがメンタルに堪えました。この記事では、仕事探しを通じて私自身が感じたことを3つに分けて書いています。
カナダ版ジョブフェア
日系版のジョブフェアに参加していたとき、「カナダ版のジョブフェアは日本人には合っていない」と一緒に参加した友達が言っていました。レファレンスチェックという仕組みが不利だからです。転職する際に、前職の上司や同僚に、転職者がどんな人柄かなどを聞きます。私も実際にカナダ版ジョブフェアに参加してきたのですが、応募用紙の名前・住所・学歴などの記入欄のところに、レファレンスチェックの欄がありまして、書けませんでした…。仮にレファレンスができたとしても、日本にいる上司にどうやって連絡するのか? 連絡できても英語が話せないのでは?と感じていました。面接でも、カナダでの職務経験があるか聞かれる場合があります。経験がない場合、カナダのオフィスジョブで働くのが難しいポイントの一つだと思いますので、最初の経験づくりのハードルが高く、いかに重要かと感じました。
参加するなら、日系人向けのジョブフェアに参加することをお勧めします。私が参加したジョブフェアは年に1度開催しています。またはカナダで既に、職務経験があるなら、マネージャーや役職のある方にお願いして、レファレンスチェックに対応してもらえるように準備してください。
飲食店での面接時に感じたこと
ミスマッチが大きい?
主にe-mapleからの応募で、メールを送って面接までは進めたのですが、募集をかける従業員と面接官の間で採用したい人のビジョンがときどき合っていない様子を、面接中に感じました。全員ではありませんが採用者側は、経験者、または長期ビザを持っている候補者を雇いたい気持ちが強く、ビザの期間が少なければお話を聞いてもらえずに面接が終了します。大規模な飲食店だと尚更そうなのかなと。一方で募集者は、採用候補者に英語力があることや、円滑なコミュニケ-ションが取れるかなどを見て、面接に通してくれたような気がします。
日本人のワーホリビザの有効期間は1年間ですから、ビザの切り替えで延長しない限り、そのあとは日本に帰国します。何度も短期間で新しい人を雇い、研修することに抵抗があるため、面接官はできるだけ長期滞在者を優先して採用するそうです。もちろん、これはあくまで、お店やレストランの各オーナーの考え方によると思います。
また応募する職種や業界が大学の専攻とマッチしているかもポイントです。飲食店で働くなら原則、ホスピタリティを学んでいるか、過去に飲食店のアルバイト経験があるかを面接で問われます。語学学校でホスピタリティの授業があれば、受講しておくのもアリだと思います。それか、オーナーとすごく仲良くなって働くチャンスを得た場合、どうしてもすぐに人員補充しなきゃいけない場合、または研修込でも持っているビザの期間が長い場合や知り合いからの紹介などでチャンスがあると思います。
私自身も、飲食店は未経験のため、応募したときに面接官から、「経験がないのに、なぜ履歴書を送ってきたの?」と聞かれたこともありました。(ダメですか?笑) でも全員、大学の専攻が必ず将来の仕事に直結しているのかというと違うと思います。今までの職歴や経験してきたことの中から、ホスピタリティに関連するものをつなげてお話しし、最後に応募した職場で、面接官からOKをもらいました。
有給の仕事がない期間のメンタル維持について
気分転換をする
これは本当に友達に助けられました。面接の練習相手になってアドバイスしてくれたり、単純にカフェでお茶してお話ししたり、フリーイベント探して気分転換しました。家にあまり引きこもらない、でも無駄遣いはしない、と意識していました。
固定費はできるだけ下げる。仕事探し中はお金の悩みがずっと頭の中を占めるので。ほんの些細なことですが、ちょっと飲み物買ってしまう、数ドルのお菓子を買うとか、こまごましたものにお金を使うと使途不明金になって、残高が減っていくのが早いです。買うなら1日1杯にする、1週間で何回までなど決めておくといいと思います。あとはペットボトルではなくタンブラーにして、カップのお茶ではなく、茶葉を買ってみる。お茶も我慢するなら、お湯を沸かして白湯にするとか…笑 家計簿もつければ視覚化できるので、今月は使いすぎたから少し我慢しようという感じで自分を戒めてました。
ピンチでもその状況を楽しむ
「どうしよう…」と考える一方で、「楽しめる時間は今この時だけ」とも感じていました。お金がないけど時間は自由ですから、友達と何時間もお話しできるのも、読んでいなかった本が読めるのも、ちょっと安い時に映画を見に行けるのも、気分転換ができるのは今だけです。そういう風に物事を考えるようにしていました。
「自分のやっていることを信じる」っていう言葉がありますが、やってて結構しんどい時もあります。ときどき、これで本当に合っているのかな?と気持ちが揺らぎました。でも、ふと思ったのが世界中の現在または過去の成功者たちも、失敗が全くなかったわけではないのですから、自分に訪れているこの状況も試練の一つなんだと思います。「乗り越えられない試練はない」と周囲の人たちから励ましのメッセージをもらいながら、辛抱強く耐えることを学びました。
まとめ
留学中に決して楽ではない部分も、予想外のことも必ず訪れますが、その状況から楽しさを発見するようにしています。実際にジョブフェアに参加してわかったことや、面接でお話をしたからこそ、感じたことのなので知れてよかったです。メンタルケアが大変かもしれませんが、今しかできない、今の自分ができることを探して、すべてうまくいくと信じて、これからも実践し続けます。
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