トロントでの仕事探しの準備として、履歴書作成と面接の練習がありますね。今回はこの二つをメインに書きました。
求人について
求人が集まるタイミング
だいたい4月くらいから夏の求人、11月くらいが冬の求人募集のタイミングになります。ちなみに、冬は募集が減りますし、レイオフ(解雇)される可能性もあるほど。←まさに今この状況の中で仕事探し中です(笑)
仕事が見つかるのにどれくらいかかる?
正直なところ、カナダに移住しに来て、半年から1年経っても仕事が見つからない方もいます。これは職種にもよるのかなと。例えば、前職を活かして同じ職種に応募ならチャンスがもっとあるのかもしれません。私の場合はキャリアチェンジで、かつ経験がないので、カナダでの就職は難航しています。最低、仕事探しの1カ月前くらいから、履歴書やカバーレターの書き方、面接の練習など前もって準備を進めておくといいと思います。また、私の周りはオフィス勤務を探している方が多く、見つけるのに最長3カ月くらいかかっている感じでした。こればっかりはタイミングもあるのかと。特にオフィス勤務を探している場合は、履歴書やカバーレターを何度も書いて、送っての繰り返しなので長期的に時間がかかることを視野に入れてください。
履歴書作成のコツ
レイアウトについて
履歴書の書き方は留学エージェントや語学学校が開催するワークショップで添削して頂けるので、今回はレイアウトのちょっと細かなところについてお話します。
履歴書は1枚、シンプルにまとめること。書くべき項目は大まかに分けて下記になります。
- Qualification
- Working Experience
- Education
- Volunteer
このカテゴリですが応募する企業によって、アピールする項目を履歴書の上の部分に書きます。つまり、応募する求人によっては内容を編集しないといけません。面倒だなと感じるかもしれませんが、そういう小さなことをコツコツとやり抜くことが大切です。
おおまかなイメージ①↓↓(サーバーとして応募する用)
名前
Linkedinのリンク
住所、連絡先
Qualification
(ハードスキルやソフトスキルを記入)
Working Experience
(現職または前職について記入)
Education
(大学 専攻 何を学んだか)
私の場合は、飲食店での経験はなく、通訳翻訳の経験も少ないですが、金融業界で培ったハードスキル、ソフトスキルをアピールするため、Qualificationを上にもってきています。人によっては大学の専攻が影響するなら、Educationを上部に、前職の経験を生かして応募するなら、Working Experienceがアピールするポイントになります。
大まかなイメージ②(翻訳者として応募用に作ったもの)
名前
Linkedinのリンク
住所、連絡先
Volunteer
(翻訳ボランティアで○○したなどの経験を記入)
Working Experience
(現在の職歴について)
Education
(大学や語学学校でCertificateを取得していたら記入)
ちなみに、最初の下書きしたレジュメにはEducation部分で語学学校に通っていることも記載していましたが、ここは添削してもらったときに削除になりました。面接でも「語学学校で中級レベルだったけど大丈夫かな?」と思うかもしれませんが、先生からのアドバイスでこれは言う必要がないそうです。なぜなら自信のない人は雇ってもらえないから。
また職歴が長い方は、10年くらいまでにとどめて、応募する企業に関連することを前職ではどんなことをしたのかにつなげて記載すること。それ以外の前職の内容は簡潔にまとめてメリハリをつけてください。あれもこれもと書いてアピールしたいところですが、採用担当者はじっくり目を通しません。一目で、この人はプロフェッショナルだと注目を引き付けるレイアウトを考えることも大切です。
AIを使って履歴書を書けばいい?
Chatgtpを使う時、文章をそのままコピペしない。たまに聞きますが、AIを使って書けばいいと仰る方もいるんですね。仕事が手に入るなら、使えるものは何でも使うという感じでしょうか。やり方は十人十色なので。ただ、当然ながら人事の方もAIを使っていることは見抜いていると思いますし、同じくAIでどの履歴書を見るか処理されることもあるかと。個人的に、大事なのは自分の言葉で書くこと、表現することだと思います。語学学校の先生から添削してもらう時、「100%完璧に直してしまうと、それはあなたの履歴書にならないから、文法のところだけ直しておくね」と自分らしさは消さないようにしてくれました。
Linkedinに登録する
カナダはネットワーキングなので、Linkedinの登録も必要です。知り合いのカナディアンに仕事探しをどうしてるか伺ったところ、履歴書にもリンクを張り付けておいてるそうです。LinkedinのプロフィールからURLを編集してカスタマイズすることができます。これも一度に全部やらず、ちょっとずつアップデートしていくでもいいかなと。個人的には、苦手分野なので、最初に記入できるところを記入して、あとから少しずつ情報を追加していく感じです。ちなみにLinkedinには教育として、語学学校のことを入れてもいいと思います。
周りの人にも履歴書をチェックしてもらう
一度、履歴書を書いたら終わり! ではなく、何度かアップデートしたほうがいいでしょう。そのためにも、履歴書は他の人にも見てもらいアドバイスをもらいましょう。いろんな人によって意見は違います。例えば、「Linkedinのリンクなんて貼らなくていい」という人もいれば、「ネットワーキングが重要だから絶対載せるべき!」という方もいます。どれが正解かというより、自分がいいと思った方で試してみてはいかがでしょう。
面接の練習
服装
面接時の服装はフォーマルな格好を心がけましょう。私の場合はカジュアルスーツにパンプス(スニーカーも可)で行っています。夏場はジャケットを脱いでても大丈夫かと。ミニスカートやダメージジーンズなど露出が多いものは、TPOに合っていないとか、おしゃれをするための場所ではないので。
質問集その①
下記は語学学校で練習した面接の質問内容です。
☆Tell me about yourself?
Tell me about your job/experience?
What are you like?
What is your qualification?
What was your most difficulties?
How long can you work?
質問集その②
飲食店での面接時に実際にされた質問です(1/24現在)
☆Tell me about yourself and your experience?
Why did you apply even you don’t have any restaurant’s experience?
Why would you like to work in a restaurant?
How long have you been in Toronto?
How do you deal with stress?
When are you available every week?
How many hours can you work?
☆マークの“Tell me about yourself?”は絶対に答えられるようにしましょう。ここで相手の適性を見ていますので。面接時でも難しく言わずにシンプルに答えましょう。
仕事探しにおける英語力について
最低中上級レベルの英語力が必要だと思います。いまインターンでオフィス勤務していますが、語学学校のクラスレベルはあくまで目安です。上級クラスで卒業しても、ネイティブの発音にまったく慣れていない場合ついていけないことがあります。ただ、分からないことをうやむやにせず、質問して自主的に行動することも必要です。
また、英語力がないから雇われないというわけでもないと感じます。そういう人たちは、ソフトスキルというか、英語力をカバーできるだけの別の能力を持っています。行動力がすごくある方、コミュニケーション能力が高い方で、一緒に働きたいと思われる力をお持ちなのかと。
まとめ
履歴書は何度も書いてアップデートしていく。面接も何度も練習しましょう。本番は緊張すると思いますが、何度か話すうちに慣れていきます。友達と練習し合ってフィードバックしてもらうのもいいですね。私の場合は声が小さくなりがちなので、本番ではなるべく声のトーンを上げるようにしています。
それでは引き続き、私も仕事探しを頑張っていきます(^^)
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